阿波の国、徳島の魅力は行くたびにじわじわ心に染まります。
徳島市のシンボルはこの眉山。万葉集で「眉のよう」と歌われた、弓なりのカーブが美しい低山です。その前を流れる吉野川は、一瞬「海かな?」と思うほど。川幅2km以上もある四国一の暴れ川。川辺にヨシが茂るから「ヨシの川」と言うそうです。野鳥たちが集まって、いつまでも楽しそうに歌っていました。
明治の初めごろ、ある女性が雨に濡れてシボができた布を見て、タテ糸の掛け方を工夫して発明した伝統工芸です。夏の着物に使われてきましたが、今ではたった2軒になってしまいました。長尾織布さんは、懐かしいノコギリ屋根の工場。昔ながらの織機で織り続けています。
見渡す限りの蓮池に、白やピンクの蓮の花が咲き乱れる風景は、まるで「浄土」にいる心地です。うっとり見ていると地元の人に「レンコン畑」だと教えられました。生産量全国2位の特産品。「花よりレンコン」という温度差が可笑しかったです。
「すくも」を作る職人を藍師と呼びます。いま徳島の藍師は5人だけ、その一人新居修さんは年間300俵を作っているそうです。全国の藍を使う工場や作家が、毎年新居さんの「すくも」を待ってくれています。いつも頭に巻いている藍染の手ぬぐいが素敵です!
「すくも」を使って藍染をする職人を染師、あるいは紺屋と言います。古庄紀治さんは江戸時代から続く紺屋の6代目。朴訥とした語り口と真面目な人柄が魅力的です。完全な自然素材だけで伝統的な藍染をされています。
阿波藍の新しいムーブメントを作っているのがBUAISOU。若者たちが徳島に移住して、自分たちで藍を育て、すくもを作り、染めまで手がける。NYなど海外での藍染ワークショップやブランドとのコラボなどで活躍しています。彼らと話していると、農作業から藍染までのすべてが熱い「物作り」なんだと気付かされます。
個人作家として作品作りと紺屋をする、染師の田村美奈子さん。ご主人の本業は代々続くお寺のご住職。ご夫妻で裏の畑で藍を育てながら、丁寧に染め続けています。和紙を藍染して金泥で模様を描いた御朱印帳も、見事でした。
職種:店舗販売 / 営業 / 生産管理 / パタンナー / デザイナー
正社員登用、給与は経験により相談。月20万円以上。
年齢性別不問。
厚生年金、健康保険、雇用保険等完備。交通費支給、賞与。
ご希望の方は、メールにて履歴書と職務経歴書をお送り下さい。
通過者のみ面接の返信をいたします。なお募集の職種は時期によって異なる場合があるのでお問い合わせください。
*学生のインターンは随時可能ですので、希望者は面接いたします。
送信先メールアドレス:matohu@lewsten.com
◇ matohuの理念
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに文化や歴史を大切にしながら、現代人の心に響く魅力ある「デザイン」を生み出すこと。それを深い「言葉」で表現し、共感者の輪を拡げて行く「場」を作って行くこと。
この3つを通して、多様で心豊かな世界をともに作り上げることがmatohuのプロジェクトであり、理念です。
◇ 仕事のやりがいと人間的成長
まかされた仕事を自分の創意で工夫していける環境です。1Fはショップ、2Fはアトリエになっており、デザイナーと直接話しながらアイデアを実現していけます。また文化、歴史など幅広い知識を学ぶ機会も多く大人の教養と礼儀が身につき、人間的にも成長できます。
人の心に彩りを添えるデザインを生活のなかに!を合い言葉にこれから世界に向けて発信するmatohuのスタッフを募集します。