今回は新しいmatohuのショップ・アトリエ周辺の名所や、コレクションでお世話になっている職人さんたちを広くご紹介します。
かつて海の埋立地だった江戸は飲み水が課題でした。その上水の一つが神田川で、「大洗堰」で分岐して市中に流していました。往時は船を浮かべて遊んだ水の名所。今は面影しかありませんが、春には川沿いの遊歩道が、満開の桜で咲きみだれます。
若き松尾芭蕉が江戸に下り、まだ「桃青」と名乗っていた頃、なんと大洗堰の番所でアルバイトしていたそうです。今もその場所に素敵な庭と庵が残っています。苑内の古い池に近づくと、蛙がポチャンと飛び込む音が聴こえてきました。(ほんとです!)
東京都心から北西へ一時間、青梅市にある天然藍染工房です。かつて青梅は藍染も盛んで、「青梅縞」と呼ばれるストライプの生地の産地でした。壺草苑では、徳島の新居さんのすくもを使って、江戸時代と変わらぬ灰汁発酵建てをしています。若者たちも含めキビキビと働いている職人さんの姿は、清々しい気に満ちています。
メリヤスとは南蛮人が伝えた古い言葉で、ジャージー・ニットのこと。サイズなく伸びるので、昔から「大小莫し」と当て字で書きました。両国にはたくさんのメリヤス屋さんが集まっていますが、川邊莫大小は100年以上続く老舗。川邊さんの作る繊細で柔らかなメリヤスに惚れ込んで、毎シーズン使っています。
川邊莫大小の千葉工場の近くには、九十九里浜があります。広大な太平洋と見渡す限りの砂浜です。ただし長さは66kmですから、実際は約十七里だそうです。訪れた日は冬の強風と大波が荒れ狂う中、一人でサーフィンしている人がいてハラハラしました。
八王子に行ったらぜひご賞味いただきたい「ご当地グルメ」が、八王子ラーメン! コクのある醤油出汁に、生玉ねぎのみじん切りとチャーシューが乗っているシンプルなスタイルですが、玉ねぎのシャキシャキ感と、チャーシューのトロトロ感がからまって、くせになる味です!
八王子はかつて織物の街で、なかでもクリエイティブな機屋さんが「みやしん」でした。宮本さんの生地はパリコレで使われたり、海外の有名美術館に永久所蔵されています。 ’13 年から文化学園の教育・研究開発施設となっています。matohuでは最初のコレクションからお世話になっていて、いまでも新しい生地を開発してもらっています。
職種:店舗販売 / 営業 / 生産管理 / パタンナー / デザイナー
正社員登用、給与は経験により相談。月20万円以上。
年齢性別不問。
厚生年金、健康保険、雇用保険等完備。交通費支給、賞与。
ご希望の方は、メールにて履歴書と職務経歴書をお送り下さい。
通過者のみ面接の返信をいたします。なお募集の職種は時期によって異なる場合があるのでお問い合わせください。
*学生のインターンは随時可能ですので、希望者は面接いたします。
送信先メールアドレス:matohu@lewsten.com
◇ matohuの理念
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに文化や歴史を大切にしながら、現代人の心に響く魅力ある「デザイン」を生み出すこと。それを深い「言葉」で表現し、共感者の輪を拡げて行く「場」を作って行くこと。
この3つを通して、多様で心豊かな世界をともに作り上げることがmatohuのプロジェクトであり、理念です。
◇ 仕事のやりがいと人間的成長
まかされた仕事を自分の創意で工夫していける環境です。1Fはショップ、2Fはアトリエになっており、デザイナーと直接話しながらアイデアを実現していけます。また文化、歴史など幅広い知識を学ぶ機会も多く大人の教養と礼儀が身につき、人間的にも成長できます。
人の心に彩りを添えるデザインを生活のなかに!を合い言葉にこれから世界に向けて発信するmatohuのスタッフを募集します。